【近　況】

○夏野菜も峠を過ぎたようだ。直売所に氾濫するようにあった茄子、ピーマンが少なくなった。だが、我が畑の茄子、 ピーマンはよく実を付けていた。しかし、台風９号の襲来で枝折れや倒伏で畑は一挙に荒れてしまった。良く生育し実を付け始めた四角豆が地べたに倒壊してしまった。起こして支柱を追加したが重くて中々上手くいかない。 少しは復旧したが相当痛んでしまった。茄子、ピーマンもかなりダメージを受けている。細々だが頑張っていたキューリ、トマトも再起を期待出来ない程に傷んでしまった。寂しい限りである。

＜収穫したばかりの夏野菜＞	＜支柱を直した四角豆＞
＜ガルデン仲間で続けている 稲作体験での収穫９日＞	＜花形をしたズッキニーの新種 食べるより飾りに？Ｉさんに苗を頂いたもの＞

○田圃では稲穂が黄金色にいろづき台風が去った後、水が引くのを待ちながら一斉にといって良いほどに、 あっちこっちで刈り取れ作業が始まった。今年の作柄はいまひとつである様だ。我が“素人の米作りの会”の稲は除草の失敗もあり、更にいまひとつ悪い。晩成の黒米の穂が出揃いみょうに元気が良い。 ひょっとしたら黒米だけが豊作かもしれない。２３日には赤米の手刈りとオダカケの体験作業と新米を食べる会を“収穫祭”として予定している。栗も大きなイガグリが重さに耐え切れず落ちている。実りの秋の始まりである。 薩摩芋や落花生、大豆、小豆などの収穫作業も大変だが楽しみである。

○ゲストルーム兼作業小屋がやっと完成と報告したいところであるが、まだ完成していない。当初は４月末にはが、 ６月に、そして７月に、８月を越えてもまだ出来ていない。長い梅雨などいろいろに事情があってのことだがこんなに遅れとは思わなかった。２３日の“新米を食べる会（収穫祭）”はゲストルームでやりたいと思っているが、 ここまで遅れるともしやと心配である。気候はメリハリが利きすぎて困るが、ゲストルーム兼作業小屋建設と農作業はメリハリが利かず困ったものである。何とも落ち着きのない日が続いている。 オンとオフのメリハリのない生活には耐えがたいものがある。苦あれば楽ありである。より充実した楽しいものに出来るのではと滅入る気分を慰めながら大根、白菜、かぶ、ミズナなどの遅れ気味の種まきをしている。

【イベント】

＊お盆でお墓参り、実家へ、病院へ、ゲストルーム兼作業小屋建設対応などで落ち着く暇がなかった。
１８日：笠間まつりに参加―まちづくり教室で参加の“跳ね人”は最初のだけにさせて頂き、孫娘が来ていたので、ねぶた、屋台を一緒に楽しんだ。
２６日：吟道大学に参加―水戸の文化センターで行われ始めて参加した。
９月１日：ガルデナー講演会に参加した。笠間との関りについて熱弁を振るわれた。

【最後に】

＊台風９号の風雨で支柱が折れたり倒れたりした。野菜の枝折れ、倒伏が激しい。そして畑の荒れてしまった。 復旧作業も十分やれていない。今年はしっかりアルミ製の支柱を使う考えであったが遅れ作業で従来方式にしてしまった。遅れを一度リッセットしないと効率の悪い作業から抜け出せないようだ。鬼に笑われそうだが 来年は基本作業をしっかりしたいと思う。年々台風が強力になっているが海水の温度が高くなると強力な台風に発達するとの事。テレビニュースで、高温障害でレタス球状にならないとか稲がデンプン不足で 米粒が白くなるとかトマトの障害についても報じていたがトマトのところだけ見そこなった。気候の変調がいろいろの所に出始めているようだ。実感として地球温暖化が気になることが多い。 そう思いながらも何もしていない自分がいる。８月の原爆投下や終戦記念日になると原爆廃絶や反戦平和のイベントがあり、テレビも特集を組んだりする。良いことではあるが日常生活を変えるところまでにならない。 平和の問題も地球温暖化の問題もひょっとしたら死活問題に既になっているのかも知れない。異常気候は農業者にとっては直ぐに対応策が問われることである。野菜の支柱を如何するかは、今すぐ問われている。 “野菜作り”から知識ではないいろいろなことを教えられて来た。時間も体力も知力もかなり限られて来ている。大事に使いたいものである。

＊作業小屋兼ゲストルームは９月に入っても完成していない。家新築で気苦労やらで病を得る話を昔聞いたことがある。 この建設には自宅を建設した時以上に疲れた。あと一息で完成する。完成の喜びで疲れを吹き飛ばしたい。２３日の収穫祭はここでやることにしている。

＊美味しい新米が食べられます。実りの秋が始まります。笠間へ、Ｋｏｇｕｒｅ農場へお越し下さい。

活き活きたより　９月１０日より転載　２００７年９月１３日　記