【近　況】

○５月の連休は慌しく終わってしまった。祭りの後の寂しさのようなものを感じている。素人の米作りの会の田植え、 そして補植をおこなった。火祭りの夜のコンサートを楽しんだ。^＊九ちゃんの家の保存のための即売イベントへ野菜の出品。娘家族が来るなど最近にはない忙しく、楽しく、充実した日が続いた。 酒蔵のイベントと夜のコンサートと２回も翌朝アルコールが残るほど飲んでしまった。忘れ物をしたり記憶が途切れたりの失態をしてしまった。歳甲斐もないと叱咤の言葉が聞えて来そうである。 恒例になっているＧＣを不参加にして飲んでいたのか言われそうなので昼は頑張っていましたと付け加えておく。こんなことを書くと、田舎暮らし＝農的生活をする資格を問われそうである。 少し欲張り過ぎなのかも知れないが少し前ならいつもこなしていたペースである。

＊九ちゃんの家：坂本九が幼少期の疎開し住んでいた家。佐白山への道の途中にある。歌碑も近くにある。

○やはり前々からの農作業の遅れは否めない。夏野菜の定植は連休明けでよいと聞いていたが、 温暖化の影響か？霜の時期はとうに過ぎている様だ。周りを見て、草の勢いを感じ慌てている。２トン車２台分の堆肥を敷きこんで耕起していた畑に草が出始めている。連休開けから、再度耕起し、夏野菜の定植を始めた。 有機の大先輩のアドバイスもあり、今年はアルミパイプの支柱でと思ったが昨年の資材が残っており、それを使うことにした。難しいが、風で倒壊繰り返しにならない対策はしたい。上手く行くかは？であるが。 アピオスの柵、インゲンの柵そしてキュウリの柵そして定植である。苗を植える、この定植の作業は楽しい。いつもそう思う。希望があるからだと思う。

○土色の地肌に覆われていた田圃が一瞬に水面に替わりまた一瞬にして緑の絨毯に替わる。稲作のエネルギーを魅せ付けられる。 稲作の素晴らしさはここにもある。だが、休耕田の田圃があるのが寂しい。瑞穂の国の田園と食文化は大事にしたい。それが失われることがあってならないと改めて思う。田園が持つ自然環境と 食文化の維持保全に繋がる米との関りを少しでもいいものにしたいと思いながら、今年も５畝弱を手植えし、残り機械植えにして米作り体験の田植えを終えた。これでよいわけではないが今できるはこれだけである。 田圃と畑の農作業の本番到来である。少し頑張ると腰が痛くなる。農作業進捗の達成感と心地よい疲労感は腰痛のおまけが付いても楽しい。他人には道楽に見えても私には土楽である。

【最後に】野兎が現れた

〇４月２１日に農場の先の栗畑に野うさぎが現れた。カメラを取りに戻り撮ったものが右の写真である。餌に困って痩せて見えた。 同一の兎か判らないが暫らく後で極近くに現れた。思わぬ“可愛い兎”の出会いが訳もなく嬉しかった。獣害が話題になっているのに不謹慎と言われそうである。猪も多い様だがまだで遇っていない。 猪の子はウリボウと言う様だが可愛い。捕獲されたウリボウを見たことがある。獣害の問題は憎み駆除の対象とするのではなく自然環境の問題として考えることであると思う。やっと出来た薩摩芋を食い荒らされたりすると 憎しみの感情に駆られるのは理解できる。今まで当事　者に余りなっていなかったがこれからどうなるかを考えなくてはならない。

〇オールオンオールオフの生活の中にあって、５月の連休は何しろ忙しかった。やることがいっぱいあることと お祭り気分なったことも手伝ってか２度の深酒、食事も気にせずいっぱい頂いてしまった。それにいつもよりハードな農作業での疲れなどが重なり、夏野菜の定植の本番途上に昨年末に発症した痛風が出てしまった。 言葉では身体が大事といいながら痛み得てからしか出来ない。身体と相談しながら遅れた農作業を進めたい。楽しい苗植えである。

〇生ごみの堆肥化の講座（４月２８日 in 柏リボン館）

毎年、春と秋に行っている。質疑応答が対話会になってしまっている。新しい出会いの場にもなる。我々にとっては、ごみ減量化の 小さな輪を感じさせられる場になる。柏ではショッピングセンター、ごみ処理業者、農場、大学が一緒になって循環型農業のサイクルが新たにスタートした。素晴らしいことである。個々人の輪の拡がりの中で 循環型社会の流れを、“生ごみ堆肥化の活動”を通じ作ることが出来ればと私は願っている。各所での活動がテレビ（福岡の例）でも放映されており勇気付けられるがまだまだである。楽しくまた意義のある１日になりました。

〇陶炎祭りのコンサート聴く（５月３日 in 笠間陶芸のイベント広場）

陶炎祭りの会場に田植えのメンバーと夕方になって行った。目的の陶芸家のジョッピングの後コンサートを聴いた。 お酒の酔いも手伝いコンサートの盛り上がりのよい雰囲気を楽しんだ。磯酒造のイベントに続いて深酒になってしまった。

活き活きたより　２００７年５月１０より転載　２００７年５月１５日　記